あらすじ
朝、目が覚めたら――
角と、しっぽが生えていた。
普通の高校生だった 白都 ほのかは、ある朝突然「サキュバス」に変わってしまう。
人の欲望を吸わなければ生きられない体。
もし吸いすぎれば、人は壊れる。
恐ろしくなったほのかは、大切な幼なじみ藤宮 環を避けようとする。
しかし環は、理由も分からないまま離れていくほのかを追い続ける。
「普通じゃなくても、ほのかはほのかでしょ」
そして二人の前に現れるのは、同じサキュバスである先輩 黒瀬梓。
長い時間を生きてきた彼女は、ほのかに言う。
「欲望は否定すると暴れる。
でも、受け入れれば共存できる」
恋と本能のあいだで揺れる少女。
それでも隣に立ち続ける幼なじみ。
サキュバスになってしまった少女が、
「誰かを壊さずに愛する方法」を探す物語。