あらすじ
私(わたくし)は物心ついた時から、自分の恵まれた容姿をよく分かっていたわ。
優しい父はこの王国の王、母は伯爵家の出で、たくさんの愛情を注いでくれる。見た目も家柄も、すべてに恵まれた私の、唯一恵まれなかったもの。
それが――――男運。
婚約者である隣国の第二王子は、背が高く、剣も体術も強く、周囲に優しい人格者。二人で王立学院に通う日々はとても素晴らしいものだったわ。
彼が、制服姿しか愛せない変態だっで知るまでは。
男性で傷ついた心は、男性に癒してもらえたら……と、庭師の少年とほろ苦い身分差の恋物語を楽しもうとしていたら、『漆黒騎士』と呼ばれる私の近衛騎士に怒られて。
近衛騎士と歳の差恋愛に発展しそう――――とドキドキしたと思ったら、今度は隣の大帝国の狂王子から求婚状が届いてしまったの。
人を虫ケラ程度としか思わない残虐非道な王子。会って共に過ごすうちに彼の独占欲はどんどんエスカレートしてゆき、父王と話す事され許されなくて。
モラハラストーカー王子との結婚はどうなってしまうのかしら。