あらすじ

夜、目が覚めて水を飲みに階段を下りる。  するとそこには倒れた母。それから真っ白な肌を血で紅く染めた少年。  逃げろと言われるも足は動かない。  それもそのはず。彼に見惚れてしまったのだから。 真っ赤に熟れた果実のような、幸せを詰め込んで甘くとろけたその笑みに。  私は初めての恋をした。  彼になら殺されてもいい、と。心からそう思った。  鮮烈な赤を身にまとう彼はこれ以上ないほどに目を見開いた。  きっとそれは、私が彼と同じ赤で足を濡らしたまま、溢れる笑みを抑えられなかったからだったのだろう。

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カクヨム
カクヨム2026/03/26
  • 現在の作品いつか。