あらすじ
身長163センチ。筋肉もなく、自分に全く自信が持てない冴えない陰キャ大学生・高橋真琴。
身長178センチ。鋭い三白眼を持ち、キャンパスで「氷の女」と恐れられる孤高の美女・神崎凛。
決して交わるはずのなかった二人は、ある日、お互いのとんでもない『秘密』を共有してしまう。
真琴は、自作のフリルドレスと完璧なメイクで『超絶美少女』に変身する女装レイヤー。
凛は、その圧倒的なプロポーションを活かして『無敵のイケメン軍人』に変身する男装レイヤーだったのだ。
「あんたのその神がかった裁縫スキルで、私専用の衣装を作りなさい。その代わり、私がイベントで、あんたをアンチや男の視線から守る『専属の騎士(ナイト)』になってあげる」
自分の不格好な容姿(コンプレックス)から逃げるため、互いの利害が一致して結ばれた『秘密の着せ替え同盟』。
しかし、真琴が血を吐くような思いで縫い上げる「魔法の服」と、凛の圧倒的な「オーラ」は、やがて十万人が集う巨大イベントの熱狂を完全に支配していく。
「ただのコスプレ(虚構)」から始まった二人のいびつな関係は、隠れカメコの塔矢、純白の乙女・星野という最高の仲間(シークレットチーム)を得て、いつしかプロのファッション業界という本物の世界へと挑むための「最強の武器」へと変わっていく。
これは、自分の素顔を愛せなかった不揃いな二人が、お互いの弱さを全肯定し合い、『世界で一番美しい等身大の自分たち』を見つけるまでの、熱くて泣ける青春クリエイター譚。