あらすじ
公爵令嬢クローデリアが心を奪われたのは、断罪見物を趣味にするモブ平民で転生者のユウマ。
彼の投げる石は「罪人」へ向かい、彼の罵声は「隠された罪」を暴く——不思議な《断罪スキル》を持つ男だった。
ある日、王国監察院の子爵ロランがクローデリアのもとを訪れる。
財務卿の令嬢ミレイユが「王政府の税収を横領している」というのだ。
ユウマに「気持ちのいい断罪」を贈りたいクローデリアは、真偽を確かめるため動き出す。
王城前広場の断罪台——婚約破棄の儀式、怒号を上げる観衆、断罪台に立つ令嬢。
正義の熱気が最高潮に達した瞬間、ユウマの石が示したのは、誰も予想しなかった「罪」だった。
断罪は、本当に気持ちよく終わるのか。
そしてクローデリアが最後に気づく、自分自身の「罪」とは——