あらすじ

王都の宮廷薬師として十年。 リーネ・ファルトは誰よりも早く出仕し、誰よりも遅くまで薬草を煎じ続けてきた。 王族の体調管理から兵士の傷薬まで——彼女なしでは宮廷は回らないはずだった。 けれど、ある日突然やってきた伯爵令嬢が「聖なる薬術」の使い手を名乗り、 宰相の後ろ盾を得た途端、リーネは「時代遅れの無能薬師」として追放されてしまう。 「……そうですか。では、お元気で」 未練なく王都を去ったリーネが辿り着いたのは、薬師不在で困り果てた辺境の領地。 そこで出会った若き領主・レクトは、リーネの腕を見て目を見開く。 「——あなた、本当にただの薬師なんですか?」 一方、リーネを失った宮廷では原因不明の体調不良が蔓延し始め……。 戻ってこいと言われても、もう遅い。 これは、追い出された薬師が辺境でのんびり第二の人生を歩みながら、 元いた場所をじわじわ後悔させる物語。

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小説を読もう2026/03/26
  • 現在の作品宮廷薬師を追放したら王国が病に沈んだので今更戻ってこいと言われても遅いです