あらすじ

正解なんて出ない。だから、選ぶ価値がある。 気がつくと、俺は真っ白な謎空間で女神に「あなたは死にました」と告げられていた。 そして始まる、異世界転生おなじみの特典能力選び。 剣聖、賢者、全属性魔法、無限収納――いかにも強そうな能力が並ぶ中で、俺がなぜか気になったのは、ひとつだけ妙に地味な能力【選択肢】だった。 それは、何かを決める場面で“分岐候補”が見える能力。 ただし、最適解を教えてくれるわけでも、成功を保証してくれるわけでもない。 むしろ、ときどき妙に性格が悪い。 女神にも全力で止められたが、最強能力より面倒そうなその力の方が、退屈しなさそうだった。 そうして異世界に落とされた俺――神代湊の前に、最初に現れた選択肢は三つ。 【英雄になる】 【魔王になる】 【とりあえず様子を見る】 勇者も魔王も、どうにも忙しそうで性に合わない。 だから俺は、三つ目を選んだ。 これは、正解を教えてくれない能力【選択肢】を手に入れた、やる気低めな転生者が、勇者でも魔王でもない立場から異世界を眺め、巻き込まれ、たまに選びながら生きていく物語。

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小説を読もう2026/03/26
  • 現在の作品俺だけ『選択肢』が見えている~勇者でも魔王でもなく、とりあえず様子を見る異世界転生~