あらすじ

先の戦争で右足を失いながらも、帝国を守りきり、戦争を終わらせた英雄、リード・ギリアム。  彼はある目的の為に、帝国の闘技場へ出場する。  だが、牢獄で出会った小娘――リゼの姿を見て、リードの心臓は激しい憎悪に跳ねる。  その容姿、そして大鎌を振るう理外の絶技は、かつて自身の部隊を蹂躙し、右足を奪い去った悪魔『赤の死神』と酷似していたのだ。  憎むべき仇敵の影。闘技場の砂の上で無惨に死なせるのは容易い。  しかし、記憶を失いながらも、生き残るために不格好な「棒術」で大鎌を振るう少女の姿に、錆びついた英雄の瞳は再び鋭い光を取り戻していく。 「……小娘、下がってろ。一撃で終わらせる」  旧式の単発銃の排莢から装填までにかかる、絶対の『3秒』。  その致命的な隙を小娘に預け、リードは死闘の裏側で暗躍する。  権力者どもの描いた安い台本など、俺の弾丸で撃ち抜いてやる――。

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カクヨム
カクヨム2026/03/25
  • 現在の作品錆びた英雄と空白の死神 ――元英雄は、闘技場の底でもう一度引き金を引く――