あらすじ
【警告】
本作は、1995年に全滅した近畿地方・綴喜村(つづきむら)の遺構から発見された広報誌『やまなみ』の再現記録です。
読み進めるうちに**「耳鳴り」や「後頭部の痒み」**を感じた場合は、直ちにブラウザを閉じ、端末を初期化してください。
それは、かつて村を食い尽くした「土着の生態系」が、あなたの神経系と同期を始めた合図です。
近畿地方の山間部、かつて存在した「綴喜(つづき)村」。
1995年、村は大規模な土砂崩れにより全滅したとされるが、公的な記録には不自然な空白が多い。
ライターの「私」が手に入れた村の広報誌『やまなみ』には、村人たちが「ある奇妙な病」に侵されていく過程が、広報担当者の狂った筆致で記録されていた。
最初は「耳鳴り」から始まり、やがて村人たちは自らの皮膚を裂き、そこに「何か」を植え付け始める。
それは単なる呪いではない。
数千年の間、その土地の地下で眠り、村人を「苗床」として利用してきた未知の寄生生命体の生態記録だった。
広報誌を読み、その「音」を脳内で再現した瞬間、読者の脳内でも「それ」が孵化を始める――。