あらすじ

地方都市のとある高校。 そこには、部活にも入らず、不良でもなく、ただ“暇を持て余した”五人組がいる。 無気力なのに妙に頭が切れるタケル。 ノリと勢いだけで動くユウジ。 冷静に世界を観測するミナト。 無駄に優しいマルオ。 そして、孤立していた不良・カズキ。 彼らがやるのは――どうでもいいことの検証だ。 「校内で一番バレずに昼寝できる場所はどこか」 「パンの袋を最も気持ちよく留める方法は何か」 「昼の校内BGMを変えたら、誰か気づくのか」 意味もない。役にも立たない。 それでも彼らは、無駄に本気で世界を観察する。 だが、その“どうでもいい行動”は、 いつの間にか、誰かの孤独をすくい、 誰かの日常を、ほんの少しだけ変えていく。 気づかれない音。 見過ごされる感情。 言葉にされないまま消えていくもの。 これは、そんな“日常の隙間”に手を伸ばす、 無駄な高校生たちの、ささやかな記録。 ――俺たちの無駄が、世界を救うわけなんてない。 けれどきっと、誰か一人くらいは、救っている。

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小説を読もう2026/03/25
  • 現在の作品『俺たちの無駄が世界を救うわけない』