あらすじ
西暦二一六〇年、中華連邦・第三列島首都・トーキョーラマ。私たちが元々いた世界のちょうど一五〇年後の多元宇宙(マルチバース)。
私、玉依ルカ十七歳はそこでテロリストをやっている。同い年であるフィアンセ、山田・キートン・チエと二人暮らしをしながら。
全知全能の人工知能、全(ワンネス)率いる有事通信社が統治する全体主義国家の首都は指定認可地区(サーティファイド)と非指定地区(アン・サーティファイド)とに階級を二分され、両側共に増え過ぎた人口削減のため、日々その命を粛正されていた。
ルカとチエはこの宇宙を統べる超能力──梵(ブラフマー)を発現させるための被験体としてこの次元(ヴァース)へと連れてこられるも施設を脱走。国家転覆を目論む現地のレジスタンスと合流することになる。