あらすじ

「その進軍、十メートルずれています。このままでは全滅しますよ?」 名門軍師家系の三男でありながら、魔力ゼロ、剣術最下位。 リシャール・ド・ルミエールは、一族の「無能」として記録係の仕事しか与えられていなかった。 だが、彼には誰にも知られていない特異な才能があった。 一度歩いた場所の距離、高低差、地質を数ミリ単位で把握する――【絶対空間把握】。 王国の最新地図が「数メートルの狂い」を含んでいることを見抜いたリシャールだったが、傲慢な騎士団長にその進言を一笑に付され、最前線の「嘆きの砦」へと追放されてしまう。 守備隊はわずか三十。対する帝国軍の精鋭は三千。 誰もが絶望する戦場に立ち、リシャールは静かに計算尺を取り出した。 「公式地図は嘘をつきますが、僕の測量(すうじ)は嘘をつきません」 脳内の地図を書き換え、敵の進軍ルートに隠された「死の座標」を導き出す。 重装騎兵を飲み込む地下水脈、音を増幅させ大軍を錯覚させる谷、夕日の反射を利用した目潰し。 魔力も武力も持たない青年が、定規一本で最強の騎士団を翻弄し、泥沼の戦況をひっくり返していく! 精密測量から始まる、鮮やかなる知略逆転ファンタジー。

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カクヨム
カクヨム2026/03/25
  • 現在の作品無能軍師の精密測量 〜地図を書き換えて最強騎士団を迷宮にハメ、泥沼から小国を救う〜