あらすじ

八月十六日。 私は、最愛の親友・水瀬潮の葬式に立っていた。 数日前まで、隣で笑っていたはずの人。 帰り道にコンビニに寄って、アイスを半分こして、どうでもいい話をしていた人。 そんな当たり前の日々が、ある日突然終わった。 泣きたいはずなのに涙は出なくて、 悲しいはずなのに現実感もなくて、 ただ蝉の声と、強い風と、夏の匂いだけが、やけに記憶に残っていく。 部屋に帰り、何気ないやり取りが残るメッセージ画面を眺めながら、主人公は潮と出会った日々を思い出していく。 中学一年生の春の出会い。 一緒に帰った放課後。 コンビニ、アイス、ゲーム、海、夏休み。 当たり前のように続くと思っていた日常。 ――その時間が、どれだけ大切だったのかも知らないまま。 これは、 世界一の親友を失った一人の少女が、思い出と向き合いながら少しずつ前を向いていく物語。

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カクヨム
カクヨム2026/03/25
  • 現在の作品さよなら夏、おやすみ想い出