あらすじ

ノートの隅に、消しゴムで消した名前の跡。 図書当番表、三ヶ月連続で同じ組み合わせ。 席替えで離れた瞬間の、ペンケースを握る手の硬直。 二年四組の副担任・柏木遥人は、生徒二人の恋に気づいてしまった。 「付き合ってるの?」と聞かれて「まだだと思います」と答えた。 ――「まだ」って何だ。 先生の仕事は見守ること。それ以上は踏み込まない。 踏み込まないはずだった。八年前、自分が何も言えなかった相手の連絡先が、まだスマホの中にあることを思い出すまでは。

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小説を読もう2026/03/25
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