あらすじ
売れない女性小説家だった私は、ある日――自分の書いた物語の世界に転生してしまった。
舞台は、かつて自分が連載していた王道ファンタジー。
……のはずだった。
「え、なんでヒロインがもう出てるの?」
本来ありえない展開。
設定と違うキャラクター。
勝手に変わっていく物語。
そして気づく。
この世界は、私の知っている“物語”じゃない。
だが、混乱の中で私は“ある力”に目覚める。
――書いたことが、現実になる。
小さな一文で魔法を発動し、
一行の展開で運命をねじ曲げる。
ただしその力には、
「使うほど物語が壊れていく」という制限があった。
さらに――
本来のヒロインが、私を見て微笑む。
「ねえ、あなた。“書いてる側”ですよね?」
物語を操る者 vs 物語そのもの。
作者であるはずの私と、
勝手に動き出した“登場人物たち”の戦いが始まる。
これは――
物語に抗う、作者の物語。