あらすじ
「うわー、すごいですね。これ、全部手作りなんですか? どうやって作ったんだろう? 作っているところの風景も、材料や道具が全然想像できません」
ミネルヴァは大きな瞳をきらきらさせながら、大きな部屋の中央にぷかぷかと浮いている小さな大陸を覗き込むようにしてそう言った。(小さな大陸の下にある古風な机の上には大きな箱が開いたままで置いてあった。どうやらこの小さな大陸はこの箱の中に入っていたみたいだった)
浮遊大陸というよりは大きなスコップで神様が大地を崩れないようにきをつけながらそのままよいしょと言って持ち上げたような大陸だった。(木々の根っこや色の違っている地層やいろんな鉱物などの地下資源、水や石油、ぼんやりと明るく光るマグマなどもそのままになっていた)
小さな大陸は本当によくできていて、まるで本物の大陸を魔法でこの大きくて立派な部屋の中に入るくらいの大きさに小さくしたような感じだった。
なにもかもが本物に見えて、『命があるようにすら思えた』。