あらすじ
王太子フィリップから突然、婚約破棄を言い渡された公爵令嬢リュシエンヌ。
理由は「高慢で冷たい女だから」。けれどそれは、王太子と義妹マリアンヌが仕組んだ身勝手な裏切りだった。
……とはいえ、リュシエンヌにとってはむしろ好都合。
王太子妃になるための窮屈な日々から解放された彼女は、
「これで朝寝坊も、お菓子も、読書も思う存分楽しめますわ!」
と、悠々自適な生活を満喫しはじめる。
ところがそんな彼女の前に現れたのは、冷徹と噂される公爵ヴァレンティン。
王太子の政敵でもある彼は、なぜかリュシエンヌに婚約を申し込んできて――?
「形式だけでいい。俺と婚約しないか」
自由のために“白い結婚”を受け入れたはずなのに、気づけば冷たいはずの公爵様は、リュシエンヌにだけ甘すぎる。
一方その頃、義妹を選んだ王太子は、次々と醜聞を重ねて転落まっしぐら――。
婚約破棄された令嬢が、自由を楽しんでいただけなのに、
なぜか元婚約者たちは勝手に破滅し、冷徹公爵には溺愛されていました。