あらすじ
高校二年生の有馬湊は、地味で目立たない映像研究部員だ。
だが、学園祭の特報映像を編集したその夜、日本中を騒がせる大ニュースが流れる。
同じ学校に通う三年生にして、国民的人気女優白瀬凛が誘拐された。
しかも監視カメラ、身代金動画、移動履歴。
すべての証拠が、なぜか湊を犯人として指していた。
人生が終わった――そう思って自宅へ戻った湊を待っていたのは、警察でもマスコミでもなく、
誘拐されたはずの白瀬凛本人だった。
「私、さらわれてない。自分で消えたの」
「三日だけでいい。私の共犯者になって」
凛が追っていたのは、芸能界と政財界に食い込む闇の仕組み――
人間を“失踪”させ、別人として再出発させる秘密の再生ビジネス。
けれど凛の偽装失踪計画は何者かに乗っ取られ、湊はただの巻き添えでは済まなくなる。
妹を人質に取られたことで、彼は“被害者”から一転、“共犯者”として逃亡・潜入・偽装を強いられる。
学校では親友が敵になる。
警察は正義とは限らない。
凛のマネージャーは守護者か監視者かわからない。
そして湊自身にも、凛が彼を選んだ理由が隠されていた。
これは、
犯人にされた少年と、消えたことにした少女が、真犯人より先に真実へ辿り着けるかを描く、
学園×芸能界×監視社会のノンストップサスペンス。