あらすじ
「お前は俺が買った」
実家の伯爵家が莫大な借金を抱え、没落の危機に瀕した令嬢エルサ。
家族を救うため、彼女は「氷の公爵」と恐れられる冷徹な軍人、シャーロット・アルフレッドに自分自身を売り払う契約を結ぶ。
公爵邸に連れ去られたその夜
待っていたのは「愛のない形式的な関係」という淡い期待を打ち砕く、シャーロットの圧倒的な支配だった。
初夜の屈辱、首に刻まれた「所有物」の証であるサファイアのチョーカー、そして「公爵夫人」としての苛烈な再教育。
ドSで傲慢なシャーロットは、エルサが恥じらい、抵抗する姿を愉しむかのように、強引に彼女を翻弄していく。
しかし、社交界での事件をきっかけに、シャーロットの内に潜む狂おしいほどの独占欲と嫉妬が暴発する。
他の男が触れた肌を塗り替えるような激しい「仕置き」の夜を経て、エルサは気づき始める。
彼の氷のような冷酷さの裏側に隠された、あまりにも不器用で、孤独な「愛し方」の欠如に。
愛を知らずに育ち、支配することでしか繋がりを持てなかった孤独な獣。
その素顔に触れたとき、没落令嬢の決意はいつしか真実の恋へと変わっていく。
これは、最悪の「契約」から始まった二人の関係が執着を超えた「永遠の誓い」へと至るまでの濃密な愛の軌跡。