あらすじ

王太子・ユリウスの背負うべき「痛み」を肩代わりする、 身代わりの守護騎士・アレン。 二人の身体は、魔方陣の刺青によって繋がっていた。 ユリウスが傷つけば、アレンの肉体が裂ける。 ユリウスが病に倒れれば、アレンが死の淵を彷徨う。 それは、忠誠という名の、残酷な「呪い」。 けれど、アレンはその激痛さえも愛おしかった。 自分の中に流れ込む琥珀色の魔力、そして、 自分を抱きしめ「ごめん」と泣く主君の体温。 それだけが、孤児だった自分を生かしてくれる唯一の光だったから。 「お前が僕の『死』を身代わりになったなら…… 僕は、お前の『生』の身代わりになる」 王城を襲った反乱の夜。 アレンは主君を守るため、禁忌の魔術をその身に受ける。 しかし、目を覚ました彼を待っていたのは、絶望的な「奇跡」だった。 主君が命を削って捧げたのは、アレンへの永遠の命。 不老不死となった騎士と、彼にすべてを遺して逝った若き王。 冷たくなった主君を抱き、アレンは独り、 終わりのない時間の海へと漕ぎ出す――。

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エブリスタ
エブリスタ2026/03/24
  • 現在の作品『琥珀の体温、黒鉄の誓い ―身代わり騎士は、死した王子の生を喰らう―』