あらすじ
恋は待つものじゃない。仕掛けるものだ。
小宮朱里は、可愛い。
しかも、自分が可愛いことをちゃんと知っている。
メイクも、笑顔も、距離の詰め方も武器にできる。
その「あざとさ」は、誰かを弄ぶためのものじゃない。
好きな人を、ちゃんと振り向かせるための本気だ。
そんな朱里が恋をしたのは、誰にでも優しくて、仕事もできて、顔もよくて、気配りまで完璧なハイスペック男子・入江。
一緒にいるときの彼は、甘くて、やさしくて、どうしようもなく特別だ。
なのに、彼は朱里だけの人じゃない。
誰にでも感じがよくて、誰に対しても残酷になれない。
近づけば受け止めてくれるくせに、決してはっきりとは選んでくれない。
拒まれないのに、安心できない。
期待したくなるたび、曖昧にかわされる。
だったら、待つのはやめる。
この恋は、こっちから仕掛けて落とすまで。
笑って近づいて、引いて惑わせて、最後は彼の本音を引きずり出す。
これは、あざとい彼女と八方美人な彼が繰り広げる、甘くて少し危ない恋の攻防戦。
その先に待っているのは、ただの駆け引きじゃない。
たったひとりを選ぶ、本気の恋。