あらすじ

「ひぃぃ! 頭の中にヤバい悪鬼がいますぅぅ!」 帝国を震え上がらせた最凶の悪党は、辺境の泣き虫令嬢の脳内に憑依した。 帝国軍数千を巻き込み、壮絶な爆死を遂げた大盗賊団の戦頭・バルバロッサ。 地獄の釜茹でを覚悟した彼が目を覚ましたのは――平和と刺繍を愛する辺境の男爵令嬢、エルマ・ベルン(14歳)の『脳内』だった。 「誰だテメェ、頭の中でギャーギャー喚きやがって!」 「ひぃぃぃっ!? なにかヤバい悪霊に取り憑かれましたぁぁ!」 極悪非道な戦闘狂と、温室育ちの泣き虫少女。 絶対に交わるはずのなかった二人は、一つの身体を共有する最悪の『共生生活』を余儀なくされる。 「おい小娘、あの豚貴族ムカつくから首刎ねるぞ」 「ダメですぅぅ! 政治的に扱いづらい悪行はやめてくださいぃぃ!」 脳内で暴言を吐き、隙あらば敵を血祭りに上げようとするバルバロッサに怯え、泣き喚くエルマ。 しかし、彼女の住む辺境は決して平和ではなかった。甘い汁を吸おうと群がる悪徳商人、理不尽な要求を突きつける周辺貴族、そして残虐な野盗たち。 『――おい小娘。戦い方ってやつを見せてやるよ』 少女の可憐な容姿と建前(ガチ泣き)の裏で、悪鬼の凶悪な知略と暗殺術が密かに牙を剥く時、世界はかつてない【綺麗で無駄のない悪】を目撃する。かもしれない。 これは、たった一人の弱き少女が、脳内の大悪党と共に過酷な貴族社会を生き抜き、やがて歴史を揺るがす「大悪」へと染まっていく……かもしれない、最高に領地防衛ファンタジー。かもわからない。

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小説を読もう2026/03/24
  • 現在の作品大悪令嬢──蟲這う大陸で戦士達は詠う──