あらすじ
「そのダサい鎧、今すぐ脱ぎ捨ててくれる?」
都内の高級マンション、お気に入りの入浴剤が香るバスタイム。
アパレル業界の寵児である天才デザイナーのレオと、色彩の魔術師ユウ。
恋人同士でもある二人が、新作のデザイン案を練りながらキスを交わそうとした瞬間――湯気と共に辿り着いたのは、色彩も装飾も失われた「灰色」の異世界だった。
召喚された二人の目の前にいたのは、泥のような布を纏う第一王女ソラと、錆びた鉄板のような鎧に身を包む無骨な騎士団長アイリッシュ。
「救世主だと? ……服すら着ておらん変質者が」
「ちょっと待って。救世主とかどうでもいいけど、そのセンスだけは許せないわ」
美を愛し、美に愛された二人のクリエイターにとって、この世界は耐え難い「地獄」だった。
二人は決意する。魔王討伐? 世界平和? ――いいえ。
「この死んだような世界を、俺たちのセンスで塗り替えてやる」
ユウの放つ魔法のハサミが王女の伝統を切り裂き、レオの剣が放つ光の粒子が戦場をキラキラと輝かせる。
敵を殺さず、醜い魔物さえも「美しきモデル」へとリメイクしていく、前代未聞のファッション・レボリューション!
無骨な騎士団長の肉体を縛る漆黒のハーネス、王女が目覚める「見られる快感」。
全裸(に近い状態)で降臨した二人の勇者が、灰色の世界を官能的なランウェイへと変貌させていく――!
「さあ、ショータイムよ。世界中で一番、際どい聖戦を始めましょう」