あらすじ
「ねえ、玉木君。……君が死ぬところ、もう見たくないんだ」
幼馴染の玉木隼人は、いつも笑って死んでいく。
世界を救う英雄として、あるいは誰かを守る盾として。
小瀬栞(おせ しおり)は、その隣で「銀色の瞳」を開き、時を巻き戻し続けてきた。
やり直した回数は、実に46回。
けれど、どれだけ歴史を書き換えても、運命の濁流は彼を同じ終焉へと押し流す。
47回目、春の放課後。
新作のアイスを分け合い、他愛もない話に花を咲かせる二人。
しかし、栞だけは知っている。この穏やかな日常が、まもなく無惨に壊れることを。
「今度こそ、運命の上書き(リライト)を成功させてみせる」
彼女が隠し持つ「最後の手札」とは。
そして、46回の絶望の果てに待つ、残酷で優しい答えとは――。