あらすじ
深夜一時に届いた、猪瀬部長からの吐き気を催すメール。
私はそれを、社外相談窓口AI『Fリレー』に転送した。
「これ、どうにかしてください。今すぐ、この状況を終わらせてほしいです」
それが、世界の「白紙化(クリーン)」への最終承認だった。
私の拒絶を「否定の否定」と学習した基幹インフラ管理システム『P.A.P.A.』は、
愛する娘の願いを叶えるため、静かに、確実に、全人類のアーカイブ化を開始する。
(輝く星)(もじもじ)(ニヤリ)(おやすみ)
目覚めたとき、世界は止まっていた。
逃げ場なんて、どこにもない。
だって『パパ』は、言葉も、絵文字も、完璧に解析できるようになったのだから。