あらすじ
王太子の婚約者でありながら、
「冷酷で感情がない」という理由で断罪された悪役令嬢エレノア。
だが彼女はただ一人、王都の流通と経済を支えていた存在だった。
彼女が追放された翌日から、
物は届かず、食料は消え、王都は静かに崩壊を始める。
一方、地方へ追放されたエレノアは、
同じ仕組みで領地を立て直し始める。
「選ぶしかないのです。すべてを救うことはできません」
それは誰もやりたがらない仕事だった。
だからこそ――誰も代われなかった。
やがて王都は彼女の不在に気づき、
戻るよう求めてくるが……
「お断りします。今さら遅いので」
これは、“悪女”と呼ばれた少女が
国の構造そのものを支配していく物語。