あらすじ
コールセンターオペレーターの結城静には、ひとつの特技がある。
恋愛感情の完全論破だ。
「あなたの気持ちは依存です」「それは習慣です」「恋ではなく不安の代替行動です」——入社以来、告白してきた同僚を正確に、丁寧に、跡形もなく処理してきた。
完璧なシステムだった。
後輩の天城陽斗が来るまでは。
距離が近い。理屈が通じない。なぜかいつも笑ってる。
そして何より——分析できない。
「結城さん、たぶん俺、好きです」
「……」
「……処理、できません」
感情は不具合ではありませんでした。
ただし現在も修正中です。