あらすじ

不老不死は「永続化処置」として実用化され、費用は一人百億。富裕層が買った永遠は、病気も怪我も遠ざけ、人生は“勝ち”として消費された。 だが百年が過ぎ、世界の病原体が変質し続ける一方で、永続者の体は「固定」されたまま適応を遅らせていく。治りは鈍り、痛みは居座り、終わらない。 永続者疼痛外来。咳のない待合室で、主人公は問診票の「痛みスケール」を前に手を止める。ここにあるのは、終わりではなく管理。薄くする方法だけ。 死ねない体は、痛みの出口も持たない。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/03/24
  • 現在の作品【SF】永続者外来