あらすじ

西国一の大名・大内義隆の治める山口は、「西の京」と呼ばれるほどの繁栄を誇っていた。 だがその裏で、武を重んじる重臣・陶晴賢の存在が、国の均衡を崩し始めていた。 文化を守るため、家臣たちは一つの策を巡らせる。 ――絶世の美女を見つけ、大内義隆そして陶晴賢に差し出す。 その贄として選ばれたのは、平川の里に暮らす少女・小夜。 だが彼女は、権力にも富にも屈しなかった。 心に決めた人と生きることを選び、主君の命すら拒む。 その拒絶は、やがて狂気を呼び覚ます。 閉ざされた山の小屋。 逃げ場のない闇。 そして――無数の蛇。 それでも少女は、最後まで屈しなかった。 「美しく生まれたものは、禍いだ」 その怨念はやがて伝説となる。やがて人々はその山をこう呼ぶようになる。 ――姫山。 これは、美しさゆえにすべてを奪われた少女の、哀しくも恐ろしい伝説。 他サイトでも投稿しています。

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小説を読もう2026/03/24
  • 現在の作品絶世の姫は愛を拒み、呪いを遺した―西の京・山口に眠る姫山伝説―