あらすじ

「お前のような足手まとい、勇者パーティーには不要だ」 魔王討伐の旅の途中。 辺境の街の宿屋で、勇者である王子は私にそう告げた。 隣では聖女が「今までお疲れ様でした」と薄笑いを浮かべている。 「……そうですか。わかりました」 私はあっさりと頷き、荷物をまとめた。 前世で大手物流企業のサプライチェーン管理を担っていた私は、過労死の末にこの世界に転生した。 このパーティーで私が担当していたのは、魔法での戦闘ではない。 武器のメンテナンス発注。 ポーションの在庫管理と消費期限の確認。 移動ルートの策定と、安全な宿の事前予約。 つまり、「誰にも気づかれない雑用(兵站)」のすべてだ。 彼らは知らない。 魔物を倒して手に入れた素材が、自動でお金に変わるわけではないことを。 宿屋がいつでも空いているわけではないことを。

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小説を読もう2026/03/24
  • 現在の作品悪役令嬢として追放されましたが、勇者パーティーの兵站(物流と宿の予約)を握っているのは私です