あらすじ
平凡均(なみひら・ひとし)は、何よりも「平均」を愛する男だった。
平均的な死を遂げ、異世界に転生してもなお「平均的な村人」として平穏な人生を設計していた彼だったが、その「完璧すぎる平均性」が仇となる。
「見つけたわ。私の理論を完璧に受け止める、最高のキャンバス(被検体)を!」
狂気の天才幼女、Dr.メルティに拉致された均は、禁断の薬物と暗黒物質を流し込まれ、身長225cm、体重300kg超えの漆黒の巨躯へと改造されてしまう。
全身を固めるのは、暴走すれば世界を滅ぼす力を抑えるための『漆黒の拘束具』。
心優しき平均男は、本人の意思とは裏腹に、ゾンビ映画でよく見るデカい歩く災厄――「生体兵器」へと変貌させられたのだ。
そんな彼が最初に投げ出されたのは、理不尽な暴力に晒され、尊厳を奪われかけている没落令嬢・リーゼの前だった。
「やめてくれ……俺はただ、平均的な話し合いがしたいだけなんだ……!」
そう嘆きながらも、彼は彼女を救うため、自らリミッターを解除する。
圧倒的な蹂躙。絶望からの救済。
だが、彼を救世主と仰ぐヒロインたちの愛は、次第に「平均」を大きく逸脱した狂気(ヤンデレ)へと加速していき――!?