あらすじ

職業訓練校で出会ったのは、受講生の「空白」を執拗に責める異様な講師だった。 出来ない者を嘲笑い、自尊心を削ることでしか自分を保てないその女に、私は強い嫌悪を抱く。 三月、修了間際の焦燥に包まれた教室。 居残りした実習室で、誰もいないはずのパソコンが勝手に起動し、「不採用」の文字を打ち続ける。 やがてモニターに現れた講師は囁く。 「空白は許されない」と――。 逃げるように退学したはずの私は、自宅のパソコンで“続きを”見ることになる。 それは履歴書でも、小説でもない。 名前すら奪われていく、終わらない“入力”だった。

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エブリスタ
エブリスタ2026/03/23
  • 現在の作品十三番席の女