あらすじ
現代の中学生・湊、理央、蒼真の三人は、夏休みにひょんなことから湊の家の蔵を片づけていた。
そこで見つけた古い巻物に書かれていたのは、不思議な一首の和歌。
その和歌が光りだしたとき、三人の前にあらわれたのは、しゃべる小さな白い鳥・しなのんだった。
「平安京の恋の歌が、消えかけてるの!」
しなのんに導かれ、三人は千年前の都・平安京へとタイムスリップしてしまう。
そこで出会ったのは、帝の血を引く若き親王・敦成と、謎めいた姫君――東雲の姫。
ふたりは月の下で和歌を交わしていたが、その歌には“どこかおかしなところ”があった。
さらに、敦成のもとに届くはずの恋文は、なぜか文字が消えてしまう――。
消えた和歌、すれ違う想い、そして見えない犯人。
三人は、歴史を守るため、平安京で起こる“恋の謎”に挑むことになる。
もしこの歌が消えてしまえば――
未来も、変わってしまうかもしれない。
*「まんがはじめて物語」のようなイメージの児童文学を書きたいなと思って書き始めました。
*平安時代の考証は甘い点もありますが、ファンタジーとして読んでいただければ幸いです。