あらすじ

かつて母は、幼かった私を置いて出て行った。その時、私が感じたのはさびしさよりも、家の中からこれで諍いがなくなるという安堵感だった…。三年前に再会した母親ともうまく距離感を取れない私は自分に問いかける。「自分を産んだ母親にやさしくできない自分に、母親になる資格はあるのだろうか」「ふと、気づくのだ。自分はただ、帰れる家がほしかったんだ、ということに。」『ふがいない僕は空を見た』で山本周五郎賞を受賞した著者による「家族になること」の難しさ、素晴らしさを描いた瑞々しい傑作。

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Booklive2016/01/29
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