あらすじ
ヴェローナの街は今日も平和に荒れていた。
代々続く名家・モンタギュー家とキャピュレット家は、日々SNSのフォロワー数やレスバで血みどろの抗争を繰り広げている。
そんな中、運命的な出会いを果たしたロミオとジュリエット。
……しかし、令和のジュリエットは「悲劇のヒロイン」になる気など1ミリもなかった!
「ねえロミオ、その『モンタギュー』って名字、フリマアプリで売っ払ってこれない?」
愛だけじゃ家賃は払えない。
毒親から逃げて愛する男(※顔面SSRの重すぎるポエマー)と平和に暮らすため、ジュリエットは持ち前の超・合理主義を発揮する。
実家の家宝を無断出品し、従兄(厄介な配信者)を社会的に抹殺し、最終的には自分の全データを物理フォーマット(※ハンマーを使用)!?
「ちがあぁあああう!! 俺の知ってるロミジュリはこんなんじゃない!!」
原作の『シェイクスピア全集』を抱きしめながら、親友マキューシオの悲痛なツッコミが今日もヴェローナの空に響き渡る——。