あらすじ
終わりの見えない戦争が続く世界で、主人公は半壊した観測施設から戦場を見ていた。そこでは人間ではなく、戦況そのものを最適化する存在――天使演算体「エンジェル・ユニット」が戦いを支配していた。
彼女は圧倒的な戦闘認識能力によって、戦う前に戦いを終わらせる存在であり、彼女が立つだけで戦況は一方的に崩壊していく。
主人公はその異常な戦場を観測する中で、彼女の存在に強く引き寄せられるような感覚を覚える。そして彼女と視線が交わった瞬間、通信が強制的に接続され、「観測対象」として認識される。
彼女から告げられたのは、主人公が戦場において定義されていない“外部変数”であるという事実だった。
その瞬間から、主人公は初めて「見られた存在」として戦場に組み込まれ始める。
そして本人も気づかないまま、世界の“何か”が少しだけズレ始めていた。