あらすじ

「この街に化学兵器禁止条約は息してないさ。」 日本政府の暗部、東皐市。ここは昔は旧帝国陸軍が建てた化学兵器の為の閉鎖都市 戦後、この街が白日の下に曝される事は無かった。戦後復興の過渡期に見つかった日本最大のウラン鉱脈、それがこの街が閉鎖都市として存続を許された最大の理由だ。日本政府がウラン鉱脈の独占権を獲得する代わりにこの街は閉鎖都市として戦前と同じく化学兵器の製造が黙認された。そして、今も尚それは続いている。 そんな市内に存在する東皐市立高校、昔は化学兵器の製造も兼ねた旧帝国陸軍の要塞だったが戦後に学校に擬態して存続、今に至る。故に、ここは要塞と化学兵器の製造拠点が残され、生徒は授業で化学兵器を作る。 主人公・鷃奈マコが所属する『販路部』は、学内で作られた猛毒を世界中の紛争地へ売り捌く、校内最古にして最悪の部活動だ。 彼女たちが命を懸ける理由は、青春のためでも、愛校心のためでもない。 「卒業までに、先代が残した天文学的な負債を完済すること」 失敗すれば、一生カルデラの底でウランを掘り続ける「補習」が待っている。 毒ガスのアタッシュケースを抱え、少女たちは今日も「単位」のために外輪山を越える。

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カクヨム
カクヨム2026/03/23
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