あらすじ
かりそめの兄と妹の関係になって、20年。紫野は35歳、隆之介は43歳になっていた。
同居を解消し、つかず離れずの距離を保っていたふたりだが、新型コロナウイルスの流行をきっかけに、13年ぶりに一緒に暮らすことになる。
大人になったふたりの生活に居心地のよさを感じる紫野だが、彼女に想いを寄せる年下の後輩が現れる。一方、隆之介もアメリカ出向という、思ってもいなかったキャリアが転がり込んできて、心揺れる。
「さよならお兄ちゃん」「キセル」シリーズの完結編。あいまいなふたりの関係が、最後に行きつく場所は――。