あらすじ
大手ギルド「クロスフィールド」のA級チームに3年間所属していた篠宮蓮は、ある日突然の再適性検査で「スキルなし」と判定される。弁明の余地もなく追放された蓮に残されたのは、全財産3万円と探索者免許だけだった。
生活費を稼ぐため、蓮が始めたのは誰も見向きもしない底辺ダンジョンのソロ配信。同接ゼロ、投げ銭ゼロ、コメントゼロ。
だが、たった一人の視聴者が画面の向こうに現れた瞬間、蓮の身体を異変が駆け抜ける。
振るえなかった剣が、振れる。
避けられなかった攻撃が、見える。
視聴者が増えるたびに、蓮は変わっていく。適性検査では決して検出されない、ある「条件」を満たしたときだけ発動する規格外のスキル。その力の鍵を握るのは、画面の向こうで蓮を見つめる者たちだった。
一方、蓮を切り捨てたA級チーム「ヴァンガード」は、エースを失ったことに未だ気づいていない。彼らが蓮の配信を目にしたとき、全てはもう遅い。
同接ゼロから始まる、元・追放探索者の逆襲配信記録。