あらすじ

「お前の看病などいらない。薬師がいれば十分だ」王太子カールにそう告げられ、侯爵令嬢リーゼは静かに宮廷を去った。誰も知らなかった。夜ごとの見回り、薬の飲み合わせの管理、感染症の予防措置——宮廷の健康を守っていたのは薬師ではなくリーゼだったことを。前世で救急看護師だった記憶を持つ彼女は、辺境の診療所で第二の人生を始める。一方、リーゼが去った宮廷では原因不明の発熱が蔓延し、王太子自身も倒れる。迎えに来た使者にリーゼは告げる——「お薬は出せます。でも、看護は致しません」

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小説を読もう2026/03/23
  • 現在の作品四千三百八十回の夜を「余計なこと」と呼んだ王太子が、三日後に誰にも看てもらえなくなった話