あらすじ
前世の記憶を持つ公爵令嬢エリーゼは、乙女ゲーム「緋色の誓い」の世界に転生したことを知り、六年間、自分が婚約者に捨てられる未来を知りながら生きてきた。
予想通り、幼馴染のカルロスは自分を捨て婚約解消を申し出、聖女ルーナと結ばれる。
冷静に受け入れたエリーゼだったが、その対応を耳にした辺境伯家の次男・ロベルトが縁談を申し込んでくる。
ゲームに名前しか登場しなかった彼は、「焦らなくていい」と言い、エリーゼの内面を正確に見抜いていく。
シナリオに描かれていなかった元婚約者に捨てられた後の、攻略対象でもヒロインでもない一人の女の子が、はじめて誰かにもたれかかることを覚えていく。