あらすじ

「どこで道を間違えたのだろう」 そんな湿り気のある後悔が、四十二歳の社会保険労務士・本橋和雄の胸には常に沈殿していた。 その日、和雄は都心の雑居ビルにある薄暗い事務所で、助成金の申請書類を検印していた。窓の外では、今にも泣き出しそうな鈍色の空から、みぞれが降り始めている。

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小説を読もう2026/03/23
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