あらすじ
新人外科医の九条は、自身の身を削りながら医師として病棟で働き続けていた。
疲弊し、磨り減った神経を抱えてたどり着いた深夜の院内コンビニ。
そこで出会ったのは、幽霊のように青白く、客をじっと観察する店員・望月。
九条は、自分を値踏みするような彼の視線に不快感を抱くが、ある夜、望月から唐突に差し出されたのは、掌に残るほどの小さな熱――一粒のチョコレートだった。
「あの、九条先生。これ……よかったら」
それは、中学時代の呪いに縛られ、「透明」になって生きる望月が、初めて自分から踏み出した小さな一歩。
甘くて苦い一粒の救済が、孤独な二人の夜を溶かし始めていく。
「甘いものは、嫌いだった。君に、あの一粒をもらうまでは。」
不器用すぎる二人が、お互いの体温を分け合い、明日を見つけるまでの物語。
【構成についてのお知らせ】
本作は全二部構成を予定しております。
第一部:救済編
孤独な夜に怯える望月が、九条との交流を通じてトラウマを乗り越え、自らの足で歩き出すまで。
第二部:自立・執着編
「一人前になるまで、手は出さない」。九条が課したあまりに甘く過酷な「お預け」の数年間。看護師として成長した望月が、九条の理性を決壊させる再会の夜まで。
※ハッピーエンド保証。
※本作は二人の変化を大切に描くため、更新は不定期となります。作者のペースで一文字ずつ大切に綴っておりますので、ゆっくりとお付き合いいただければ幸いです。
【お知らせ】
本作は全年齢対象としてカクヨムで連載いたします。
ストーリー上、過激な描写(R18)が含まれるエピソードについては、外部サイト(ムーンライトノベルズ等)にて補完版を公開予定です。
※該当箇所にはその都度、誘導を入れさせていただきます。