あらすじ

海の匂いが残る小さな町・星見町。 高校を卒業した朝倉直は、父が失踪したまま戻らないその町で、郵便局員として働き始めた。 その郵便局には、ときどき「差出人のない手紙」が届く。 消印はあるのに、差出人は空白——それは、亡くなった人が、生きている誰かへ宛てた最後の手紙だった。 配達は一度きり。届かなければ、その手紙は消えてしまう。 「朝ごはん、食べてる?」 たった一行の手紙が、誰かの人生を揺らす。 言えなかった言葉、伝えられなかった想い。 それらを届けるうちに、直はやがて、自分の中に残ったままの「言葉」と向き合うことになる。 これは、最後の手紙を届ける郵便局員と、 言葉を残してしまった人たちの物語。

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小説を読もう2026/03/22
  • 現在の作品死者からの手紙を僕は届けている