あらすじ
王立魔法学園アストレア。七年に一度開催される最強決定試験「七芒戦」に、二人の少女が立つ。結界と罠で盤面を支配する戦術型の奨学生リゼと、雷火の魔法剣で全てを薙ぎ払う名門後継者カナデ。立場も戦い方も価値観も正反対の二人は、互いを「最も危険な敵」と認識する。だが試験の裏に隠された不正が、敵同士を共闘へ追い込む。交わらないはずの魔法が重なり、対極の力が噛み合う——「一緒だと強い」。その実感が芽生えるほど、いつか敵に戻る約束が胸を刺す。暴かれる秘密、引き裂かれる信頼、それでも手を伸ばす再会。全てを経て最後の二人になった少女たちは、勝敗を超えた想いを拳に込める。「勝ちたかった。でもそれより——お前と戦えてよかった」。全力の果てに辿り着く、熱くて眩しい友情の学園ファンタジーバトル。