あらすじ

「君の甲高い声を聞くたびに、頭が痛くなるんだ」——大勢の貴族たちが見守る中、婚約者から残酷な言葉と共に婚約破棄を告げられたリディア。生まれつき「変わっている」と言われ続けた声のせいで、家族からも疎まれ、社交界では「沈黙の令嬢」と呼ばれてきた彼女は、父から郊外の屋敷への追放を命じられる。誰にも必要とされない孤独な日々が始まる——はずだった。新しい屋敷に移り住んだリディアが出会ったのは、隣の屋敷から聞こえてくる不思議な歌声。壁一枚を隔てた「声だけの隣人」との交流が、彼女の凍えた心を少しずつ溶かしていく。顔も名前も知らないまま、ただ声だけで繋がる二人。やがて明かされる隣人の正体と、リディアの声に秘められた真実とは? 世界中が「耳障り」と蔑んだ声を、「ずっと聴いていたい」と言ってくれたのは、たった一人だけだった。これは、声だけで心を通わせた二人が紡ぐ、切なくも温かい逆転シンデレラストーリー。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/03/22
  • 現在の作品壁越しの貴方の声だけが、私の孤独を溶かしてくれました~婚約破棄された令嬢は、顔も知らない隣人に恋をする~