あらすじ
桜舞う春、海煌めく夏、錦纏う秋、六花降り注ぐ冬――八百万の神々住まう四季鮮やかなとある『皇国』には、古来より『四季彩家』という特別な一族がいる。
風・火・土・水の神々に仕え、時に支え、時に諫め、共に国と民を慈しみ、豊かな四季を滞りなく巡らせる役目を果たしてきた。
そして現在、若き四季彩家の四つ子当主――春樹、夏帆、秋彦、冬陽の四人は頭を悩ませていた。
「ここ数年、四季がおかしくないか?」
「春が短すぎるし、夏は暑くて長すぎよね。秋もこれまた短すぎるし、冬も寒くて長すぎじゃない?」
「……もしかして、僕達が『狂い咲き』だから?」
「……つまり、私達のせいってこと?」
「「「……どうすればいいんだろう???」」」
役目に恋に人間関係にと悩める少年少女、そして彼らに寄り添う個性豊かな神々による、艶やかな四季を巡る青春奇譚が今始まる――。