あらすじ

母を亡くし、七歳で山奥の「厳禰宮(いわねのみや)」へと捨て置かれた皇女・凪子。 十年の月日が流れ、世間からも父帝からも忘れ去られた彼女の前に、ある日、都から一人の勅使が現れる。 それは帝の弟である貞景と近衛の早瀬だった。 都の穢れを祓うための「神事」への出仕を命じられ、凪子は住み慣れた山を降りることになる。 ​御簾越しの碁、不器用な贈り物、そして命を懸けた守護。 冷め切っていた凪子の心は、実直な早瀬の献身によって、少しずつ溶かされてゆく。 ​しかし、華やかな都の裏側では、凪子を政治の道具として利用せんとする陰謀が渦巻いていた。 二人の想いが重なる時、凪子が舞う「祓えの舞」は、都の闇をも清める奇跡を起こすのか――。 ​これは、忘れられた皇女だった凪子が、一途な近衛の愛に包まれ、自分の居場所を見つけるまでの物語。

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カクヨム
カクヨム2026/03/22
  • 現在の作品忘れられた皇女が生真面目な近衛に溺愛されるまで