あらすじ
携帯を掲げろ。
MDを回せ。
――これは、神への宣戦布告だ。
時代は2001年の東京。
世界がデジタルへと急速に加速し、誰もが「写メール」の粗い画質に未来を夢見ていた頃。
繁栄を極める東京の裏側には、決して直視してはならない領域――「裏東京」が広がっていた。
地下鉄の廃線跡
錆びたガード下
深夜のノイズに紛れて増殖する「バグ」。
それは異次元からの侵食であり、人類を「駆除すべきウイルス」と見なす上位者《ルート》たちの書き換え・再定義の儀式だった。
秋葉原のガード下、ジャンク屋の奥に拠点を構える秘密組織『第零技術局』。
そこに所属するエージェントは、かつての地下鉄事故で、「汚染」された日常を奪われた少女たち。
深澄カナは、左目に宿した痣の疼きに耐えながら、今日も厚い防音扉を開ける。
「0番目のデバッガー、入ります」
手にするのは、改造されたガラケーとMDプレーヤー。それはバグを検知し、現実を固定するための唯一の牙。
血と泥に塗れた死闘が終われば、掃除屋が血痕を拭い、法務官が事件を「単なる事故」へと塗り替える。
日常という「擬態」を纏い、彼女たちは明日も知れぬ絶望の夜へと身を投じていく。
これは、世界から「ノイズ」として弾かれた少女たちが、それでもくだらなくて愛おしい日々を守るため、神に刃を剥く剥き出しのアーバン・ダークファンタジー。
―死に絶えるその時まで、東京をデコードせよ。
ー日・水・金 18:00公開ー
#メイドイン東京
#メイド・イン・東京