あらすじ

昭和二十年八月十五日。 宇垣纏として生きた男は、玉音放送の前に飛び立つ。 だがその胸中にあるのは、ただの忠義でも、ただの絶望でもない。 真珠湾からレイテまで、彼は何度も昭和の破綻を掃き直そうとした。 勝てる未来ではなく、少しでもましな未来へ。 最善ではなく、次善へ。 一つ変えれば一つが狂い、助けたはずのものが別の破綻を呼ぶとしても、それでも史実どおりの敗北よりはましだと信じて。 これは宇垣纏を器として昭和をやり直した男の、敗戦回避の記録。 その果てに待つのは、終わりではなく、別の始まりである。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/03/22
  • 現在の作品海掃録《かいそうろく》 〜ベストを尽くすより、ベターを目指す〜